画像
画像

画像 プロジェクトの難航から
はじまった協働の縁

我々の活動がスタートした2017年当時、自然栽培で育てた酒米を酒蔵に高価格で買い取ってもらうことで、農家にとって自然栽培の米づくりが面白い、自分の作ったお米がお酒になる、といった達成感をつくることでこの取組を推進していくと考え、地元酒蔵「伊豆本店」に相談に行きました。当時はそれぞれの事情から形にすることができず、プロジェクトは難航していました。しかし、福島の「無農薬の米づくりを広めたい」という強い想いが、福岡の酒販店 とどろき酒店から、創業200年の久留米の酒蔵 山の壽酒造へと繋がり、日本酒づくりが本格的に進み出しました。

  • 画像
  • 画像
  • 画像

画像 宗像産100%の
日本酒で未来を醸す

画像

2017年の初年度から山田錦の収穫が始まり、翌年2018年5月に「山の壽【純米酒】宗像日本酒プロジェクト」が誕生しました。活動を拡めるためにクラウドファンディングや国の補助金を活用して広報活動も行い、お酒は数々の賞を受賞。認知も拡がり、本プロジェクトに関心を持ってくれた自然食品の販売を取り扱う ナチゅ村(スロー風土)が久留米の酒蔵 杜の蔵に協力を仰ぎ、2022年3月に生酛純米酒「風の民土の民」が新たに誕生しました。生産者、製造者、販売者などが力を併せ、周知活動を共に企画するなど、多くの機会を得ることができ、その後は大川市の酢蔵 庄分酢によるお酢や、地元チョコレートショップ ウメヤブレイナリーのカカオを使用したクラフトサケを醸造所 リブロムで製造するなど、様々な協働の縁が繋がっていきました。

画像
画像

画像 生態系や森林を
破壊する農耕牧畜

画像

私たちはできるだけ自然に即した農業を行い、仲間を増やして、循環型農業を広げていきたいと考えていますが、私たちの不都合な真実として、地球の生態系や森林を破壊している要因の一つも農業です。世界人口が日々増えていくなか、食料供給のため農地は現在、地球の陸地の3分の1以上(約35%以上)※とされ、さらに耕地面積は増えています。人間が飢えることなく、みんなが幸せに暮らせるようにと狩猟採集から農耕へと移行したことで、人口は急激に増加、自然災害リスクを高め、私たちの生活をおびやかしている、というパラドックスが起きています。
 宇宙が誕生して138億年、地球が誕生して46億年。水素を始めとする様々な元素が溶岩に覆われた地球に降り注ぎ、生命が誕生したのが約40億年前。その後、バクテリアが誕生、酸素が地球全体に供給され、3億5000万年前に大森林ができ、地上に多くの生物が生まれました。その間に地球は丸ごと凍ってしまったり、逆に火山の噴火により、恐竜を始めとする多くの生物が絶滅するなど過酷な歴史がありました。それらを経て、穏やかな環境となった20万年前の地球にやっと人類(ホモ・サピエンス)は誕生しました。宇宙や地球の過酷な循環を見ると私たち人間は新参者で、我々の循環はとてもちっぽけで刹那的なもののように感じてしまいます。

画像 はじまりは
ただ使わなかっただけ

農薬や化学肥料を使っていない田んぼに立つといつも感じることがあります。何億年もの歴史を積み重ねてきた自然の偉大さや、先人たちが私たちに受け継いできてくれた稲の力強さです。この農法で米作りをしているとよく「それでできるんですか?」と聞かれます。植物が成長するための栄養が足りないのではないか?と疑問に思われているようです。何億年と地球が育んできた水と土と空気、そして太陽の力だけで稲は育つのです。慣行農法の農家も農業を始めた時から農薬、化学肥料を慣習的に使っているので、与えないと育たない、と信じて疑わないではないでしょうか。
 私たちも、「循環」や「サスティナブルな農業の形」と言ってはいますが、先輩農家から農薬や化学肥料を使わずに米づくりが出来ることを教えてもらい、自分なりに工夫しながらいまも続いているだけのことです。難しいことは何もなく、それらを使わなくてもある程度収穫ができた。その実体験が始まりでした。

画像 自然栽培をやってみたい方、
私たちにご相談ください

何も知らない私たちに色々と指南いただいた先輩たち。次は私たちがその担い手となる番です。農業を始めたいけど、農薬・化学肥料を使わない農法でやってみたい。でも、どうやったら良いのかがわからない。身近に教えてくれる人がいない。そんな時はむなかた自然栽培推進会に相談してください。ジャンボタニシ除草のやり方や地域性のアドバイスをします。自然の力強さを知ってもらいたい、私たちの自然栽培の方法が選択肢の一つになりたいと考えています。
 地球誕生が46億年、人類が誕生して20万年。人ひとりの一生はおよそ80歳。誰しもがその人生のなかで、なにかしらの循環を感じているんじゃないかと思います。
「あなたにとっての循環とは何ですか?」
もしお会いする機会があれば、ぜひあなたの考えを教えてください。

参照元:※国連食糧農業機関(FAO) Land statistics 2001–2022. Global, regional and country trendsより

画像 これまでの活動

1 2 3 4